「大腸がん」が急増中。がんの部位で罹患数トップに。医師「とにかく早く検査して」と警鐘へ。日本人の死亡原因で最も多い“がん”ですが、部位別患者数の推移を見ると、ここ10年で急増し、 肺がんや胃がん、乳がんなどを抑えトップになっているのが“大腸がん”です。 …
日本人の死亡原因で最も多い“がん”ですが、部位別患者数の推移を見ると、ここ10年で急増し、 肺がんや胃がん、乳がんなどを抑えトップになっているのが“大腸がん”です。
そこでこの日は、意外と知られていない大腸がんについて、“健診”をキーワードに学びます。
「大腸がんは早期発見できれば、治る可能性の高いがんのひとつと言われている」と語るのは、内視鏡を使った検査や治療を専門に行うクリニックの医師、原田英明さん。
原田さん曰く、大腸がんにかかりやすい人は、高齢者はもちろん、最近では40代~50代も。
「現役世代も増えてきている印象がある」と言い、その背景には「食事の欧米化」や「運動不足」、アルコールやタバコなど「嗜好品」の影響を挙げます。また、大腸がんの特徴は進行が遅く、比較的性質がおとなしいため、初期ではほぼ気付かないと原田さん。
自覚症状が出にくく、気付いたときには進行しているケースも多いと言います。
そこで何より必要なのが“早期発見”で、そのために大事なのは「大腸がん検診」と明言します。原田さんの病院には1日20人程度検診に訪れるそうで、そのうち「半分ぐらいの方に大腸にポリープが見つかったりします」と現状を告白。
こうしてポリープを早く見つけることが大切で、それを切除することが大腸がんの予防になると言われていると原田さん。
しかし、近年はコロナ禍でがん健診の受診控えが増加。早期発見の障害になっているそうで、「早期発見のために大腸の検査を受けることが大切」と訴えます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28d753eca86888e7f7b33c12387ce2969e54910b