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巨人、ルーキーが1年で“自由契約”に…「大量育成契約」は“目的外使用”の指摘

(出典 【野球】巨人、ルーキーが1年で“自由契約”に…「大量育成契約」は“目的外使用”の指摘 [鉄チーズ烏★])1 鉄チーズ烏 ★ :2021/11/23(火) 22:16:27.30 スポーツ 野球 2021年11月23日 https://www.dailyshincho.jp/article/2021/11231700/?all=1 (出典 www.dai…

1 鉄チーズ烏 ★ :2021/11/23(火) 22:16:27.30

スポーツ 野球 2021年11月23日
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/11231700/?all=1

(出典 www.dailyshincho.com)

大きな波紋を呼んだ発表

 レギュラーシーズンは3位に沈み、クライマックス・シリーズではファイナルステージでヤクルトに1勝もできずに敗退した巨人。シーズン終了直後に原辰徳監督と新たに3年契約を結び、コーチ陣の入れ替えを行うなど、既に来季に向けて動き出しているが、“ある発表”が大きな波紋を呼んでいる。今季、支配下契約を結んでいた12人もの選手を一斉に自由契約とし、育成選手として再契約する見込みだという。

【投手】
田中豊樹(2019年オフに日本ハムから移籍)、鍬原拓也(17年ドラフト1位)、横川凱(18年ドラフト4位)、井上温大(19年ドラフト4位)、伊藤優輔(20年ドラフト4位)、堀岡隼人(16年育成ドラフト7位)、沼田翔平(18年育成ドラフト3位)

【内野手】
香月一也(14年ドラフト5位)、ウレーニャ(19年オフに入団)、平間隼人(19年育成ドラフト1位)、増田陸(18年ドラフト2位)
【外野手】
伊藤海斗(19年ドラフト6位)

■潜在能力の高さに定評

 この12人の中には、怪我を理由に一度育成契約となりながらも、今年8月に支配下に復帰したばかりの鍬原拓也や、ルーキーの伊藤優輔などが含まれている。伊藤は11月1日にトミー・ジョン手術を受けており、来季中の復帰は難しいという事情はあるとはいえ、社会人から入団したルーキーがわずか1年で自由契約となるのは異例だ。

 しかし、巨人の育成選手を巡るニュースは、これで終わりではなかった。11月18日には、山下航汰が球団からの育成選手としての再契約のオファーを断り、他球団での支配下契約を目指して、自ら自由契約となることを選択したことが明らかになったのだ。

 山下は、群馬の健大高崎から18年の育成ドラフト1位で巨人に入団。1年目の開幕早々から二軍で結果を残して、19年7月に支配下契約を勝ち取った。同年は、ルーキーながらイースタン・リーグの首位打者に輝いている。2年目となる昨季は右肘痛に苦しみ、リハビリに専念するために今季から再び育成契約となっていた。もともと潜在能力の高さには定評があるだけに、山下の獲得に乗り出す球団が出ることが十分考えられる。

■残留が“暗黙の了解”

 そもそも巨人の「大量育成契約」は何が狙いなのか。ひとつは、故障で長期的にプレーできない選手を支配下登録から外すことで、新たな戦力を獲得する枠を確保することだ。以前にも、19年のドラフト1位である堀田賢慎は、1年目に右肘のトミー・ジョン手術を受け、その年のオフに育成選手として再契約している。

 もうひとつは、他球団からフリーエージェント(FA)で獲得した選手の人的補償として、若手の有望株が他球団に流出することを防ぐことが目的とされる。冒頭で触れた自由契約となった12人を見ても、横川凱をはじめ、井上温大や堀岡隼人、沼田翔平、伊藤海斗など20代前半の若手が多く含まれている。自由契約になれば、人的補償の対象から外れ、他球団に狙われる心配はない。

 もちろん“自由契約”となるため、他球団からオファーがあれば移籍も可能だが、「育成選手として再契約の見込み」と報道されている通り、そのまま巨人に残留することが“暗黙の了解”となっているようだ。戦力を補強したい他球団からすれば、何とも歯がゆい話ではあるが、現行のルールでは、これらの選手の獲得に動きにくいのが現状だ。

 しかし、「日本プロ野球育成選手に関する規約」第2条には、こう記載されている。

<本規約に定める日本プロフェッショナル野球育成選手(以下『育成選手』という)とは、前条の日本プロフェッショナル野球組織の支配下選手として連盟選手権試合出場可能な支配下選手登録の目的達成を目指して野球技能の錬成向上およびマナー養成等の野球活動を行うため、球団と野球育成選手契約(以下『育成選手契約』という)を締結した選手をいう>

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