特別救助隊 特別救助隊(とくべつきゅうじょたい、通称レスキュー隊)とは、人命救助活動を主要な任務とする消防の専門部隊のこと。「消防特別救助隊」とも呼ばれる。全国の消防に救助隊(消防隊との兼任含…
特別救助隊(とくべつきゅうじょたい、通称レスキュー隊)とは、人命救助活動を主要な任務とする消防の専門部隊のこと。「消防特別救助隊」とも呼ばれる。全国の消防に救助隊(消防隊との兼任含む)が設置されており、さらに人口が10万人以上の地域を管轄する消防組織には救助専任の特別救助隊の設置が義務付けられている。
23キロバイト (3,186 語) – 2021年8月7日 (土) 12:13
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時計2021/9/17 18:30神戸新聞NEXT
橋から川に飛び込もうとする若い女性を救助したとして、加古川北高校(兵庫県加古川市野口町水足)3年の加納彩絵さん(18)=同市=と、2年の内田茉凜さん(17)=高砂市=が、県の善行賞「のじぎく賞」を受けた。2人は、女性が思い詰めた様子で川をのぞき込み、欄干に左足を乗せたのを目撃。全力で走って駆け付け、思いとどまらせた。
7月26日午後6時ごろ、友人の家で開かれた内田さんの誕生日会から、2人が帰宅中のことだった。
自転車で加古川市米田町の加古川橋に差し掛かった時、橋の中央付近の歩道で、スマートフォンを持ったまま立ち尽くす女性を見かけた。
悲しそうな表情をしているのを見て、内田さんは「嫌な予感がした」。加納さんも「少しまずいかなと思った」。女性は橋の欄干に手を掛け、川を見詰めていた。
加古川橋西詰交差点は赤信号だった。2人が自転車を止めて振り返ると、女性が橋の欄干に左足を乗せていた。
加納さんが自転車を歩道の端に止めて走りだした。女性との距離は約100メートル。「間に合うかな」と、気がはやった。内田さんも後から続いた。
女性が身を乗り出し、飛び降りる寸前で、加納さんは「大丈夫ですか」と女性の両腕をつかんだ。歩道に足を下ろした女性は、肩を震わせて泣いていた。加納さんは背中をさすり、内田さんに「電話」と伝えた。
内田さんは、女性が聞こえない場所まで移動し、110番した。警察官が到着するまで、2人は女性の話を聞き続けた。
2人は陸上部の短距離選手。リレーメンバーとして、バトンをつないできた間柄という。
助けた女性と2人は年齢が近く、内田さんは「ここまで追い込まれる子がいるのかと痛感した」とし、「困っている人がいたら、これからも助けられるようになりたい」と話した。看護師になることが将来の夢という加納さんは「気付いたら無我夢中で走っていた。人命救助に貢献できて良かった」と笑顔を見せた。(千葉翔大)
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/202109/0014686759.shtml